2014/08/06
◆残暑見舞い
今年の立秋は7日で、暦の上ではこの日から秋に入ります。立秋を過ぎたら手紙の書き出しを「暑中御見舞い」から「残暑御見舞い」にします。立秋から立冬の前日までが秋で、8月は初秋、9月は仲秋、10月は晩秋です。
23日は二十四節気の処暑です。処暑の頃になると暑さも峠を越えて、秋の気配を感じるようになります。
◆お盆
お盆は先祖の霊を迎え供養する行事で、盂蘭盆会(うらぼんえ)や精霊会(しょうりょうえ)ともいいます。旧暦7月の行事ですが、月遅れの8月に行なわれている地域も多く、精霊流しや盆踊り、京都では五山送り火(大文字焼)が行なわれます。
正月と盆の16日は薮入り(やぶいり)といい、江戸時代に商家などで住込みで働く奉公人が、主人から1日休みをもらって半年振りに親元に帰る日で、奉公人にとって年2回の貴重な休みだったといいます。
◆枝豆
枝豆は大豆が熟す前の緑色の若い豆です。大豆は古代に日本に伝わりましたが、枝豆として利用されるようになったのは江戸時代の頃からといわれています。蛋白質やカルシウム、ビタミンCなどを含み、食物繊維も豊富です。
さまざまな品種が栽培されていて、新潟の茶豆や山形のだだ茶豆、丹波産の黒豆の枝豆などが知られています。また東北地方では、茹でた枝豆をすりつぶしたものを「ずんだ」と呼びます。